作成者別アーカイブ: jetsacademy

☆NY通信 New Year Special

NY通信、最新号をお届けします!

米語 Watch 2025 New Year Special

各位、 皆さま、新年おめでとうございます。  「米語Watchで振り返る2024年」をお送りします。昨年もたくさんのコメントと楽しいメッセージをありがとうございました。         旦 英夫

週刊NY生活紙に掲載された記事です。(写真は10年くらい前のものですが、あまり変わっていません!?) https://www.nyseikatsu.com/featured-article/12/2024/42718/ (日本在住の皆さまへのお知らせ)  日本時間1月10日(金)、NHKのラジオ・ニュース番組   「マイあさ!」で、ニューヨークから米語Watchをベースとするお話をします。 朝8時過ぎからの「ワールドアイ」コーナー にて、田中孝宜 キャスターとの対談です。ご興味があればお聞きください。   米語Watchで振り返る2024年   本誌に米語Watchが連載されて10年。そのコラムはPHP社から、5年前に「日本からは見えないアメリカの真実」として、そして昨年「米語 ウォッチ・アメリカの今を読み解くキーワード131」として出版されました。著者の旦英夫さんに、新著が目指す意図とともに、2024年を振り返っていただきました。 (週刊NY生活 編集長 三浦) ーーーーー   前書では、アメリカ人が会話で使う米語表現を説明することに重点を置きましたが、新著では、アメリカの「今」を反映するキーワードの説明に注力しました。

この国は間断なく政治的、社会的変貌を遂げています。パンデミックが社会へ与えた影響は、人々の生活や働き方に大きな変化をもたらしました。「分断」は形を変えながらアメリカ社会・人間関係に大きな影を落としています。新年には、政治の変容がまた新しい米語を生み出すでしょう。  昨年2024年は大統領選挙の報道で忙殺された1年でした。両陣営が、政策の違いよりもName-calling(個人的攻撃)をぶつけ合った印象があります。トランプ陣営が使った例が、ハリス氏をDEI Hire (”多様性” 採用)と呼ぶものでした。Diversity, Equity and Inclusion( 多様性、公平性、包括性)は様々な個性を尊重することを意味します。つまり、DEI Hireと呼ぶことでハリス氏が実力ではなく、女性で人種少数派であるゆえに大統領候補になったと、彼女を侮辱したのです。最終盤にはハリス氏に対し、Crazy Radicalや Low IQなどとんでもない悪口を投げつけました。それに対してハリス陣営はConvicted Felon (重罪犯)、Just Plain Weird  (奇妙そのもの)などとトランプ氏を形容して対抗しましたが、かないませんでした。   経済問題が最終の結果をもたらしたと言われるこの選挙で、トランプ陣営は、大卒という学歴を持たない人々がトランプ氏を支持しがちな傾向 (Diploma Divideとも呼ばれる)に焦点を合わせ奏功しました。 トランプ氏が主張した論点(移民制限、犯罪対策、外国製品への関税、国内増産によるエネルギー・コストの低下)が、物価高、失業などの影響をもっとも受けやすい、大卒ではない白人、黒人、ヒスパニック男性の票(Bro Vote)に繋がったのです。彼らはまた、女性が国の指導者、とりわけ軍の最高執行官になることに大きな不安を感じたとも言われています。対抗して、ハリス氏がGender Gap(男女差)に訴えた、女性の中絶の権利Reproductive Rights の主張は、多数票を獲得するには力強さを欠きました。  新しいトランプ政権の下、アメリカは大きな変貌を遂げるでしょう。すでに、トランプ氏は不法移民(Undocumented Immigrants)を大量に国外追放する方針(Mass Deportation)を大統領就任と同時に行うと宣言しています。そのためには国家非常事態を宣言し、軍隊の力を使うとまで言っています。また、トランプ氏はこれまで自分を訴追してきた司法省の役人や政敵に対して報復(Retribution)を目的とする刑事訴追を試みるのではと、懸念が広がっています。  実際、あらゆる物価の高騰が国民の生活を苦しめています。所得格差は前にも増して広がっています。住宅事情についても、高いローン金利と高い家賃の中で国民の多くが適切な家に住めず、それはホームレスの人々の増加につながっています。 株価や黄金の価値の上昇により資産の多い人がますます豊かになり、貧富の差が増大するのがこの国の現実です。 一般庶民にとっての住宅事情の悪化は Tiny House Movement( 狭小家屋推進運動)、Boommate(シニア世代ルームメイト)、House Poor (家にお金がかかり、生活は貧しい・・・)という言葉を生み出しました。アメリカでは、普通の家賃の支払いが困難だとする人たちは、一千万人に上るという最近の報告もあります。低家賃の住宅を供給するため、Tiny House Movementは、狭小家屋の建設を妨げていた制度を見直し、Micro-apartmentなどの建造を促進する動きです。 Boommateは家賃を節約するために家や部屋を共有するシニアの人々を指します。これは、Babyboomer (ベビーブーマー)とRoommateを組み合わせた言葉です。実際、アメリカでは老後の貯蓄も年金も十分でない人々が多く、百万人にものぼるシニアがBoommateとして他人と一緒に暮らしているそうです。  国民の経済の悪化は、Retail Apocalypse(小売店が陥っている大困難)の原因のベースになっています。アメリカでは、Shoplifting (万引き)や  Flash Mob Robbery (突発的集団強盗)が横行し、多くの小売店が店じまいする事態となっています。州によっては、一定金額以内の万引きを重罪として訴追しないこともこの問題を大きくしています。加えて、Refund Fraud (返品詐欺) が小売業界に大きい損害をもたらしていることも無視できません。その手口は様々ですが、新しく買った商品の代わりに盗品や中古品を返し、代金を払い戻してもらうのが典型です。業界団体の調査によると、2023年に返品されたもののうち13%以上が詐欺的行為だと言われます。金額にして一千億ドル(15兆円) を越すというのですから、天文学的な数字です。   アメリカにおける結婚や男女の関係にも大きな変化が見られます。男女の関係をその場しのぎで考える若者が増え、 結婚や家族の在り方にも影響を与えています。アメリカの若者たちが使う Situationshipは、 付き合ってはいるものの将来への約束はしていないという、「とりあえず」の関係を意味します。Relationship(人間関係)ではなく、Situation(その時々の状況)に任せる関係だというニュアンスです。Breadcrumbingという言葉もよく耳にします。直訳するとパンくずをまくことですが、流行語としては、男が相手の女性に意味ありげに気を持たせておくだけで、明確な態度を示さないことです。  若者たちの結婚観も変わってきたのでしょう。 DINKWADという言葉が流行りました。これはDouble Income、 No Kids With a Dogの頭文字です。 長く使われてきたDINKSに「犬と共に」の意を追加して作られた言葉で、現在の多くの若者の心を捉えています。 DINKWADを選択する夫婦は、子供の養育の苦労と費用という現実的負担を考えると、ペットと過ごす人生が自分たちに合っていると考えます。実際、各種の調査によると、ミレニアル世代やZ世代の半数に近い人たちは、子育ては経済的に不可能と判断しているのです。 関連して、アメリカの若い人の間で注目されている言葉がAnti-bride Weddingです。これは伝統的な結婚式・披露宴の様式から離れて、自分たち流の結婚式を行うということです。準備と緊張とお金がかかる結婚式を避けて、簡素でも個性的な祝典にしたいのでしょう。  技術の観点でアメリカを見渡すと、 Chat GPT というGenerative AI(生成AI)が2年前に出現して以来、 工業、財務・経済、教育、医療そしてエネルギーなどあらゆる産業界に革命的な変革をもたらしました。AIによるDeep Learning(深層学習という自己学習能力)  やScraping (ネット上から情報を自動的に集める技術) は、近い将来年$8 trillion にものぼる経済価値を生み出すと言われます。しかし、AIは既に職場に衝撃を与えています。法律界では、過去の判例の調査や分析という仕事がAIに奪われ、職を失った若い弁護士が多くいます。また、会計、医療、翻訳など多くの専門的分野の一部だけでなく、画面クリエーターの仕事でさえもAIに置き換えられています。その一方、AIは未だ初期発達状態であり、Hallucinate(AIが嘘をばら撒くという)という言葉が、AIへの頼り過ぎに警鐘を鳴らしていることは特記されるべきです。そしてその延長上に、AIの進歩は本当に人間を幸せにするのかという根源的疑問が、人々の頭を掠めているのです。  新年2025年はアメリカそして世界が大いに揺れ動くことになるでしょう。皆様のご多幸を祈るのみです。 (旦 英夫 ニューヨーク州弁護士) 1/4/2025     The Law Office of Hideo Dan | 8 Heritage Lane | Rye, NY 10580 US Unsubscribe | Update Profile | Constant Contact Data Notice

☆Silver lining

遅ればせながらの’大掃除’をした後のピカピカの窓から、希望の光、Silver liningが差し込みました。良い一年でありますように❗️

After the long-overdue ‘big cleaning(n spring cleaning) the light of hope, the silver lining, shone through the sparkling windows. I hope it’s a good sign for the new year!

Note: ‘大掃除’は英語で »spring cleaning »と言います。これは通常、家全体を徹底的に掃除することを意味します。季節に関係なく使われることもありますが、特に春に行うことが多いのでこのように呼ばれます。

☆英会話サロン w/Stephen Articles(2025/01/07)

Happy New Year!!

あけましておめでとうございます❗️  今年もどうぞよろしくお願いいたします!素晴らしい一年でありますように!

Tuesday morning: “*National obsessions*” from 8 China; Next *”embarrassing”
*

Tuesday evening: “*Anti-fun town” *from ‘Chichester District council”,
Next “*High-pitched”.
*

**Wednesday 10am: **”*Japanese citizenship”* from “Meanwhile…”**; Next
“*”Embarrassing”**.*

** Wednesday 11:30am”*National obsessions*” from 5 Germany; Next
“*Japanese Citizenship”*

japanese citizenship 4

Anti-fun town 4

National obsessions 3

Embarrassing (but only if you do it)

High-Pitched

 

 

☆お知らせ

お知らせ

冬休みのお知らせ:    :2024年12/29-2025年1/6まで休講いたします。

2024年を振り返り….    今年も英会話サロンでは、様々な話題を通じて、英語を学ぶ/使う楽しさを皆様と共有することができました。いつも、楽しい話題でクラスを盛り上げてくださりありがとうがざいました。また、英検/TOEICのクラスでは、読む/聞く/書く/話す演習を繰り返し、総合的な英語力の向上を目指しました。ご希望される級での合格を目指し、がんばりましょう! 継続は力なり! 更に、”英語でボランティア “の活動を定期的にサポートしてくださるメンバーの方々から活動内容に関し、気づきの多いフィードバックが届き、貴重なご意見を伺うことができました。病院側のニーズに臨機応変にご対応下さり本当にありがとうございました。尚、来年も、毎年恒例の”オックスブリッジサマーキャンプ “や“英語で歌おう!”のクラス/セッションなど、楽しいプログラム/イベントを企画しています。皆様とともに、英語を学ぶ楽しさを更に追求してまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

2025年が、皆々様にとって、愛と平和に満ちた素晴らしい一年になりますように!

Winter Break Notice: Classes will be suspended from December 29, 2024, to January 6, 2025.

Reflecting on 2024… This year, at our English conversation salon, we were able to share the joy of learning and using English through topical discussion. It was great fun exploring real issues of the day together in English! In the Eiken and TOEIC classes, we repeated exercises in reading, listening, writing, and speaking to improve overall English proficiency. Let’s aim for success at achieving the desired level! Consistency is key! Additionally, we received insightful reports from JETS members who regularly support the “Volunteering in English” activities. Thank you very much for flexibly responding to the needs of the hospital.   Next year, we are planning to continue with enjoyable programs and events such as the annual “Oxbridge Summer Camp” and “Let’s Sing in English!” classes and sessions. We look forward to pursuing the joy of learning English together and thank you for your continued support.     May 2025 be a wonderful year filled with love and peace for all of us!

☆NY通信 “Anti-bride Wedding”

NY通信、最新号をお届けします!

米語 Watch [288] : Anti-bride Wedding

各位、  12月も半ばになって、ニューヨークは日に日に慌ただしさが増してきました。  そんな中、マンハッタンで健康保険会社CEOが手製のピストルによって殺害された事件が全米の注目を集めています。逮捕された容疑者が所持していた自筆のメモなどによると、アメリカの医療制度への不満が犯行の動機のようです。一部の市民の間では、この人物を擁護する声が上がり大きな論議に発展しています。都心での銃による許されるはずがない犯罪、そしてその背景にあるアメリカの医療保険制度の問題が、クリスマスのお祝い気分を湿らせているのは悲しい現実です。  今週の「米語Watch」をお送りします。読んでいただいて嬉しく思います。いつでも、楽しいメッセージをお寄せください。

米語Watch(朝日新聞、Asahi Weekly、週刊NY生活紙に連載中)-

Anti-bride Wedding 伝統に囚われない結婚式 アメリカの若い人の間で注目されている言葉がAnti-bride Wedding。Anti-brideは直訳すれば「反新婦」ですが、実は伝統的なbridal norm (結婚式の決まりごと)から距離を置いて、簡素で自分流の式を挙げることを意味します。伝統的な結婚式(Wedding)と披露宴(Reception)と言うと、美しい飾り付けのもと、新婦は白いドレス、新郎は黒い正装です。Bridal Consultantに相談し、場所の予約から始まり、祭祀者を含む式次第を決め、招待客のリストを作り、贅沢な食事のメニューと・・・長い準備期間が必要です。費用は招待客の数によるでしょうが、100人くらいを想定すれば、3万から4万ドル(450万から600万円)はかかると言われます。  Anti-bride Weddingでは、形式を気にせず、好みの服を着て、レストランや気楽な場所に家族や親しい友人だけを呼んで、大きな出費もなく行えます。 物価高が家計を直撃する中、Anti-bride Weddingが若い人の間で広がるのは自然な流れなのでしょう。  実際、アメリカにおいて結婚数が減少している現象が問題になっています。 20年前には1000人に8組くらいあった結婚が今では6組くらいです。結婚を促す社会的なプレッシャーが減る中、あらゆる形の同棲・共生形態が広がっています。その背景には、結婚式・披露宴そしてその後の夫婦の生活や子育てなどにかかる様々な経済的要因があるのは間違いありません。Anti-bride Weddingの広がりが、若者の結婚に対するためらいを、少しでも緩和することを期待する声も聞かれます。日本でも結婚式の簡素化が進んでいると聞きました。もしかしたら、これは世界的な傾向なのかもしれません。 (例文)Love is a celebration of individuality, and weddings are a perfect platform to embrace this mindset. If you want to break free from conventional norms and express your unique style, then an “anti-bride wedding” or “anti-wedding” is for you. (junebugweddings.com) (訳)愛とは個性を讃えることです。そして結婚式は愛に対するこの考え方を表現する最高の機会です。もしあなたが伝統的な決まり事から決別し、自分独自のスタイルを表現したいならば、「anti-bride wedding」 もしくは「anti-wedding」をお勧めします。 (旦 英夫 ニューヨーク州弁護士)

☆英会話サロン2025年1月のスケジュール

英会話サロン 2025年1月

お知らせ:

1) TOEIC/英検クラス・“やり直し英文法“につきましては、伊藤までご連絡くださいませ。

2) Session: January 12, Sunday  14:00-17:00
糸原摩理(p)/Robert Ahad(p)/近藤哲生(b) /伊藤ゆり(d) Admission: 2,000 yen(w/drinks)  *ロバート先生、しばらく日本滞在です!