カテゴリー別アーカイブ: 英語で一日一言

☆Tell-all

NY 通信が届きましたました!

BEIGO Watch [188] : Tell-all 米語 Watch [188] : Tell-all  各位、ニューヨークは秋の訪れを感じます。日本はまだ残暑が厳しそうですね。  大統領選挙まであと6週間余り、両陣営の舌鋒が厳しくなってきました。近づく両候補のディベートはどう展開するでしょうか。国民がそれにどう反応するかが、勝敗のキーになると思われます。    米語Watchをお送りします。 お会いすることが難しい中、楽しいメッセージやコメントをお待ちしています。 (コメントは、info@jetsacademy.orgまでお寄せください。)
 -米語Watch(週刊NY生活紙、朝日ウィークリー紙に連載中)- Tell-all 暴露本  大統領選挙の前に、トランプ大統領についてのTell-allが大きい注目を集めています。 Tell-allとは秘密の暴露本。 トランプ氏に関しては、これまで1200冊以上が出版されたそうですが、最近注目されたのは前国家安全保障アドバイザー、 ボルトン氏が書いた本「The Room Where It Happened」です。 その中で同氏はトランプ氏の国際情勢に関する無知や外国首脳との不適切な会話を暴露しました。 トランプ氏の個人弁護士を長く務めたマイケル・コーエン氏は「Disloyal」と言うTell-allの中で、大統領は何事にも責任を取らない嘘つきだと非難しています。加えて、トランプ氏の姪メリー・トランプさんは、彼の生い立ちを知る身内そして心理学者としての立場から、「Too Much and Never Enough」という著書の中で、同氏を利己的な自己陶酔症だとした上に、大学入学のため友人にSATの替え玉受験させたと驚きの主張をしています。  先週、著名ジャーナリストのウッドワード 氏は、著書「Rage」の中で、トランプ氏は新型コロナが大変な脅威だと言うことを3月の段階で理解していたと暴露しました。その結果、トランプ氏は国民向けにはウイルスを故意に過小評価し、適切な政策を講じなかったと各界から批判が高まっています。  大ベストセラーになっている一連のTell-allを、メディアはBombshell(爆弾)と呼んでおり、これらは大統領選にどんな影響を及ぼすことになるのか・・・ (旦 英夫 ニューヨーク州弁護士) 

☆Covidiot

米語 Watch [187] : Covidiot

NY通信、9月号が届きました!
-米語Watch(週刊NY生活紙、朝日ウィークリー紙に連載中)-

Covidiot コロナ馬鹿

 このパンデミックの最中に、プールサイドに集まって大騒ぎをしたり、マスクなしの大集会を開いたり、狭いバーで酒を片手に歓声をあげている人々の姿がアメリカのテレビに映し出されます。ヨーロッパでも同様のことが起きています。このような無責任な人々をCovidiotと呼びます。 新型コロナの正式名称COVID-19とIdiot (馬鹿者)を組み合わせた言葉です。

秋のクラス再開の前に、各大学は通常の対面授業(In-person class)をするのか、またはオンラインでするのか苦慮しています。再三にわたる警告にもかかわらず、大学の寮などでCovidiotによるパーティーが開かれ、キャンパスでの感染者の拡大には歯止めがかからないのです。若者でも感染して重症化する例は報告されているし、接する年長の人々に病気を移すリスクを考えないのでしょうか。

 感染防止のためのマスクを強制することは人権侵害だと主張する、Anti-mask Activistと言われる人々さえいます。社会が感染症の脅威に晒されるなか、マスクをしない自由や大勢で密集して騒ぐことは、決して正当な人権ではないでしょう。 それは、まさに無責任なCovidiot!

(旦 英夫 ニューヨーク州弁護士)

☆Chapter 11

米国で最も古いデパート、Lord & Taylor(1826年創業)が、破産申請(Chapter 11)しました。 Amazon, コロナで力尽き…JC Penny、Nieman Marcus, Barney’s New York, Brooks Brothersなど、老舗が次々と…. 寂しいです。

*Chapter 11は、日本では”民事再生法/社会更生法”(Reprganization)と翻訳されています。
https://edition.cnn.com/2020/08/02/business/lord-and-taylor-bankruptcy/index.html

☆Cancel Culture

NY通信 8月号が届きました!

昨日は久しぶりにマンハッタンへ行きました。お店の多くは未だ閉まったままです。 開いているレストランもありますが、店の前の歩道にテーブルを並べていて屋内には入れません。街を行き交う人は以前の半分にも満たないように思いました。  日本の感染の拡大も心配です。春の日本行きをキャンセルしたのですが、次はいつ行けるのかと、もどかしく感じています。   米語Watchをお送りします。 
-米語Watch(週刊NY生活紙、朝日ウィークリー紙に連載中)- Cancel Culture 人のことを一方的に切り捨てる風潮  Cancelは取り消すことですが、人間関係においては気に入らない人を一方的に非難し切り捨てることです。 原点は若者がネット上、特定の有力者、著名人やセレブを批判し、”そんな奴はCancel!”と表現すること。 今やアメリカの社会、政治のありとあらゆる局面でCancelが飛び交い、それが象徴する風潮をCancel Culture(またはCall-out Culture)と言います。     この風潮に対して、オバマ前大統領は、気に入らない人や考えを一方的に否定するだけで自己満足を得ようとするCancel Cultureは、変革を求めるための本当の行動主義ではないと若者たちに注意を促しています。 立場は違いますが、トランプ大統領は、奴隷制度を容認した歴史上の人物の彫像を倒すような行為は、歴史そのものを一方的に無視するCancel Cultureだと批判しました。  Cancel Cultureを、不満に基づく思慮の浅い行為とみるのか。それとも、一部の人々が主張するように、一般庶民による声なき声の発現と考えるべきなのか。 見方は様々です。 いずれにせよ、この風潮がアメリカ社会分断の申し子であることは否定できないでしょう。  (旦 英夫 ニューヨーク州弁護士) 

☆Factor X

Factor Xを探せ!
なぜ、欧米人に比べて、死亡者数が少ないのか?
1)文化的(あまりハグしない/マスクに慣れている/室内では靴を脱ぐなど清潔/衛生面に気をつけている)な違い 2)BCGの有無 3)糖尿病/肥満など、様々な疾患との合併症 4)民度(・(怒) などなど言われていますが、それにしても、(死亡者数に)あまりにも大きな隔たりがあり、何か、生物学的/科学的な理由があるように思えてなりません。山中教授が提唱するFactor Xとは何か?非常に興味があります。 新薬開発のためにも、科学的に証明してほしいです。

Factor X
Why the death rate in Japan/Asia is much lower than that in Europe and America: 1)Cultural differences (less hugging/kissing/handshaking)
2)Wearing masks
3)BCG
4)Hygiene
5)Diabetes/obesity and other diseases
6)Factor X(Immune system, ???)

Perhaps the identification of Factor X will help develop some countermeasures against covid-19.

https://www.covid19-yamanaka.com/sp/cont11/main.html

https://www.japantimes.co.jp/opinion/2020/06/12/commentary/japan-commentary/japans-low-covid-19-death-rate-due-higher-cultural-level/

☆Airborne Transmission

NY通信7月号が届きました。

BEIGO Watch [184] : Airborne Transmission 米語 Watch [184] : Airborne Transmission 各位、  ニューヨークは暑い日が続きます。 近くのビーチには人が溢れています。多くがマスクをつけ、人との距離を取っていますが、少し心配です。  日本の大雨被害のニュースには心が痛みます。 地球温暖化のせいなのでしょうか・・・どうぞ皆さま、お気をつけて。    米語Watchをお送りします。 お会いすることが難しい中、楽しいメッセージやコメントをお待ちしています。
-米語Watch(週刊NY生活紙、朝日ウィークリー紙に連載中)- Airborne Transmission 空気感染  ニューヨークでは、店舗やレストランが再開しました。 経済再開につれ、新型コロナウイルスがAirborne Transmission(空気感染)する可能性が指摘されはじめました。空気感染とは、呼気から排出される、微小飛沫エアロゾル(Aerosol)が空中に漂い、それにより感染が広がることです。 (病原体が他人の体に感染し発症することは英語でInfectionですが、病原体の伝染そのものについてはTransmissionがよく使われます。)  これまで、くしゃみや咳によるDroplet Transmission(大きな飛沫での感染)を警戒し、飛沫は6フィート(2メートル弱)以上飛ばないことを前提に、ソーシャル・ディスタンシングが推奨されてきました。レストランはテーブルの数を減らし、物理的距離を保つなど感染防止に大変な気を遣っています。しかし、空中を浮遊するエアロゾルからも、病原体が広がるとなると、それでは不十分で、空気そのものの清浄化が必要となります。 このAirborne Transmissionに対処するため、ニューヨークやニュージャージー州はショッピング・モールなどの大規模な施設に対して、強力な空気濾過装置を導入するよう促しています。 社会は刻々と変化する情報に応じて、新型コロナと対峙しなければなりません。 (旦 英夫 ニューヨーク州弁護士)

☆Goldilocks

Goldilocksの原理
先日、Ian先生のクラスで、Goldilocksについて学びました。とても興味深く、調べてみました。

ゴルディロックスの原理
ゴルディロックスの原理は『三匹の熊』の童話の喩えを借りて名付けられたものである。物語の中にゴルディロックスという名前の少女が登場し、三種のお粥を味見したところ、熱すぎるのも冷たすぎるのも嫌で、ちょうどよい温度のものを選ぶ[1]。この童話が世界中でよく知られていることから、この名前を使うことで“ちょうどよい程度”という概念の理解が容易になり、他の幅広い領域にも適応されるようになった。発達心理学や生物学[2]、 経済学、工学などである。(引用: Wikipedia)

Goldilocks zone

noun
a zone around a star having temperatures and other conditions that can support life on planets:
Mars is thought to lie on the outer edge of the sun’s Goldilocks.

英国の童話(3匹の熊)の中に出てくる少女の名前が”ちょうどよい程度” “生存可能領域”など、難解な言葉をわかりやすくするために使われていて、興味深く思いました。Ian先生から追加情報が届きました。
https://www.google.com/search?q=goldilocks+zone+meaning

☆〜のせいで/〜のおかげで

〜のせいで/〜のおかげで

新型コロナウイルスのせいで、仕事の規模を縮小したり、計画を断念せねばならない事が多い毎日ですが、新型コロナウイルスのおかげでわかった事も… 登校拒否児童が、Zoomの授業なら出席できるようになったり、テレワークの導入などを通じて働き方改革が加速されたり… 対象は同じでも、色々な捉え方ができますね。少し調べてみました。

https://eikaiwa.weblio.jp/column/phrases/natural_english/due-to-because-of

☆Food desert

NY通信 7月号が届きました!
米語Watch(週刊NY生活紙、朝日ウィークリー紙に連載中)- Food Desert 「食の砂漠」

米社会の経済格差が人々の食生活にどう影響するか、という議論でよく耳にするFood Desert。 「食の砂漠」とは、奇妙な表現ですが、質の良い果物や野菜が入手しにくい地域を指し、数千万の人々が住んでいると言われます。  南部・西部州の過疎地だけではなく、都市部でも、近隣に手ごろな野菜販売店がないところがたくさんあります。 殆どがマイノリティーの居住区です。 大手スーパーマーケットは貧困地域では利益が見込めないと、店を出しません。 そのような地域では、ファーストフードの店が乱立する状況が生まれ、いわゆるFood Swamp(食の沼地)になることも多いのです。 結果として住人は脂肪の多い食事を取りがちで、Obesity(肥満)に陥ることが問題となっています。  オンラインで野菜・果物の食糧を注文できるようにする試みもありますが、Food Stamp(困窮者のための食糧金券)がオンラインで使えない州が多くある上に、配達地域や最低購入額などの制約があり、低所得者層には困難が伴います。Food Desertはアメリカの貧困の一断面です。(日本でも人口過疎化によるFood Desert現象があると聞きます。)有効な対策が立てられないでしょうか?
(旦 英夫 ニューヨーク州弁護士)