カテゴリー別アーカイブ: 英語で一日一言

☆Goldilocks

Goldilocksの原理
先日、Ian先生のクラスで、Goldilocksについて学びました。とても興味深く、調べてみました。

ゴルディロックスの原理
ゴルディロックスの原理は『三匹の熊』の童話の喩えを借りて名付けられたものである。物語の中にゴルディロックスという名前の少女が登場し、三種のお粥を味見したところ、熱すぎるのも冷たすぎるのも嫌で、ちょうどよい温度のものを選ぶ[1]。この童話が世界中でよく知られていることから、この名前を使うことで“ちょうどよい程度”という概念の理解が容易になり、他の幅広い領域にも適応されるようになった。発達心理学や生物学[2]、 経済学、工学などである。(引用: Wikipedia)

Goldilocks zone

noun
a zone around a star having temperatures and other conditions that can support life on planets:
Mars is thought to lie on the outer edge of the sun’s Goldilocks.

英国の童話(3匹の熊)の中に出てくる少女の名前が”ちょうどよい程度” “生存可能領域”など、難解な言葉をわかりやすくするために使われていて、興味深く思いました。Ian先生から追加情報が届きました。
https://www.google.com/search?q=goldilocks+zone+meaning

☆〜のせいで/〜のおかげで

〜のせいで/〜のおかげで

新型コロナウイルスのせいで、仕事の規模を縮小したり、計画を断念せねばならない事が多い毎日ですが、新型コロナウイルスのおかげでわかった事も… 登校拒否児童が、Zoomの授業なら出席できるようになったり、テレワークの導入などを通じて働き方改革が加速されたり… 対象は同じでも、色々な捉え方ができますね。少し調べてみました。

https://eikaiwa.weblio.jp/column/phrases/natural_english/due-to-because-of

☆Food desert

NY通信 7月号が届きました!
米語Watch(週刊NY生活紙、朝日ウィークリー紙に連載中)- Food Desert 「食の砂漠」

米社会の経済格差が人々の食生活にどう影響するか、という議論でよく耳にするFood Desert。 「食の砂漠」とは、奇妙な表現ですが、質の良い果物や野菜が入手しにくい地域を指し、数千万の人々が住んでいると言われます。  南部・西部州の過疎地だけではなく、都市部でも、近隣に手ごろな野菜販売店がないところがたくさんあります。 殆どがマイノリティーの居住区です。 大手スーパーマーケットは貧困地域では利益が見込めないと、店を出しません。 そのような地域では、ファーストフードの店が乱立する状況が生まれ、いわゆるFood Swamp(食の沼地)になることも多いのです。 結果として住人は脂肪の多い食事を取りがちで、Obesity(肥満)に陥ることが問題となっています。  オンラインで野菜・果物の食糧を注文できるようにする試みもありますが、Food Stamp(困窮者のための食糧金券)がオンラインで使えない州が多くある上に、配達地域や最低購入額などの制約があり、低所得者層には困難が伴います。Food Desertはアメリカの貧困の一断面です。(日本でも人口過疎化によるFood Desert現象があると聞きます。)有効な対策が立てられないでしょうか?
(旦 英夫 ニューヨーク州弁護士) 

☆武士は食わねど高楊枝

“武士は食わねど高楊枝”

日本は、資本主義国でありながら、拝金主義/金権主義に陥らない高潔な面がある事を武士道の事をたとえに話をしていたら、この言葉を思い出しました。
英語で説明せねばと思い、ググッてみました。
ちなみに、私は、今日も、高楊枝です(笑)

“武士の美徳を表した言葉として、古くから「武士は食わねど高楊枝」という言葉が伝えられています。

「高楊枝」とは、「食後にゆうゆうとつまようじを使うこと」を指し、かつて武士は、たとえ生活が貧しくて食事を満足に出来ない状況にあったとしても、満腹を装って楊枝を咥えてみせるべきだとされていました。そのことから、「やせ我慢して見栄を張っている」という皮肉の意味としてしばしば使われています。ところが、実はこの言葉にはもっと深い意味が隠されているのです。

江戸時代の武士の多くは、今でいう政府や役所の役人だったのです。彼らの多くは私利私欲に走ることなく世の中のため、国家のために働いていたのです。特に、江戸時代も後半になってくると、武士より商人のほうが経済的には裕福だった時期もでてきます。そんな時代でも為政者としての武士の倫理規範は、無私の奉仕、誠実な生き様を示したのです。

「武士は食わねど高楊枝」という言葉は、「貧しい環境であったとしても、表にはそれを出さずに気品高く生きていくべきである」という武士の美徳を表しています。確かに、そのような生き方は見栄っ張りに見えないこともありません。

しかし、当時の価値観で改めて見直してみると、この言葉は貧しくても気品高くいることを大切にした価値観が存在していたということがわかると思います。「やせ我慢して見栄を張っている」という皮肉のような意味でつかわれるようになったのは、外面的にプライドを保つという行為を馬鹿にするような世の中の風潮になったからと考えることができるかもしれません。

現在、武士も存在しませんし、彼らの行動規範にあった武士道を実践することも求められていません。
けれども、かつての日本人が大切にしていた倫理観・価値観の一部を表す言葉として、この言葉を外国や後世に伝えていくことが大切ではないでしょうか。
ちなみに、「武士は食わねど高楊枝」を英語でいうと、”A samurai uses a toothpick even when they don’t have anything to eat.”となりますが、意味を補足する言葉として、”He never shows his weakness even when the situation is difficult.”と説明しておくとよいでしょう。”(出典: Japaaan)

* 武士は食わねど高楊枝
* The samurai glories in honourable poverty. – 斎藤和英大辞典
* 武士は食わねど高楊枝。
* A samurai, even when he has not eaten, uses a toothpick like a lord. – Tanaka Corpus
* 武士は食わねど高楊枝
* Samurai are people who conspicuously use a toothpick even when they do not have something to eat. – Wikipedia日英京都関連文書対訳コーパス

☆Keynesianism(ケインズ主義)

政府による給付金は短期的に効果があるかもしれませんが、コロナ危機のような不況時は、1) ベーシックインカム制度 2)政府による公共事業を増やして雇用を促進するケインズ主義のような政策なども駆使して、長期的な視野で有効な対策を迅速に講じてほしいと思います。

In response to the economic fallout from the covid-19 pandemic, the Japanese government decided to hand out ¥100,000 relief funds to everyone residing in Japan. From the short-term perspective, this might alleviate the economic crisis to some extent as a tentative measure, but from the long-term perspective, the government needs to make further commitments to turning the economy around by introducing some drastic measures as: 1) Basic Income System 2) More public projects (something like Keynesianism) to create employment. The strength of the government is tested particularly at the time of crisis.

ケインズ主義について調べてみました:
https://www.thebalance.com/keynesian-economics-theory-definition-4159776

☆Trade-off

経済を優先させるべきか、安全を優先させるべきか… Covid 19関連の英文記事に目を通すと、”trade-off between economy and safety”についての議論が争点になっています。現段階では、経済も安全も、うまく妥協(compromise)させながら、市民の生活を守っていく施策が望まれています。妥協の度合いについては、それぞれの国/地域によって違いがあり、興味深いです。

経済発展 vs 環境問題のtrade-offなどもよく取り上げられますが、よく考えると、私達の人生は、どのようにうまくtrade-offして乗り越えていくのか…臨機応変に対応していくことがいつも求められているように感じます。  仕事 vs 家庭などなど…

“Trade-off between A and B“について調べてみました:

A trade-off is a situation in which you accept something you don’t want in order to get something you do want.

1. More and more successful companies are proving that there does not have to be a trade-off between higher profits and environmentally conscious business practices.
2. With the increased threat of terrorism, many people consider some loss of individual freedom a reasonable trade-off for security.
3. To a greater or lesser degree, every working parent has to make a trade-off between success at work and time with their children. (出典: Cambridge Dictionary/Berlitz)

https://voxeu.org/content/trade-offs-covid-19

☆SOHO

テレワークが日常化すると、家やマンションなどの設計が、変わってくるような….. 寝に帰るだけの家が、仕事をするオフィスに… 色々なアイデアがありそうです。横浜で通訳/翻訳会社を立ち上げ、SOHO(Small Office/Home Office)を駆使していたころが懐かしいです。
https://www.investopedia.com/terms/s/small-office-home-office-soho.asp

☆青天の霹靂

COVID 19など、突然見舞われる災害/事件/問題などの英文記事などを読んでいると、”a blow from the blue”(青天の霹靂)と、いう言葉がよく使われています。調べてみました。

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(出典: 英辞郎)

いつも、“晴天の霹靂”のようなでき事が起こると、毎日の生活が激変し、最初は、その変化を受け止める事ができず、逃げ腰の、なさけない自分がいますが、次第に、その苦しみを真正面で受け止めて、戦っている自分がいる事に気づきます。そして、人生の深〜い意味を考えるきっかけになったその”晴天の霹靂”にでさえ、感謝するようになり… “晴天の霹靂”が起こる前の自分より、今の自分の方が好きです…..人生って不思議です。深くなったシワのように、深みのある人になりたいです(笑)と、朝、鏡をみながら、ふと思いました。

☆〜ing while black

NY通信 米語Watch 6月号が届きました!

米語Watch(週刊NY生活紙、朝日ウィークリー紙に連載中)-

アメリカ社会はコロナ禍と人種差別への抗議活動で大きく揺らいでいます。連邦政府に対する信頼が低下する中、州と地方自治体そして市民はこの国の尊厳をどう維持していくのでしょうか?  アメリカの底力を見せてもらいたいです。  米語Watchをお送りします。巣ごもり生活の中、皆さまからの楽しいメッセージやコメントを楽しみにしています。

“ 〜ing while Black” 黒人であるというだけで 不当な扱いを受ける  〜ing while Blackとは、普通に生活をする黒人が、犯罪者のように見られたり、不当な扱いを受けるという米語です。 元々は、Driving while Intoxicated (酔っ払い運転)がDriving while Black(何も交通違反してないのに、黒人というだけで警官に目をつけられる)と転用されたもの。  最近の例では、ジョージア州でジョギングをしていた黒人が、白人の元警官と息子に銃で撃たれたJogging while Black。 ニューヨークではセントラルパークでバードウォッチングをしていた黒人が、白人女性にルール通り犬に首輪をつけてくれと頼んだところ、その女性が逆上して警察に通報した Bird-watching while Black。  そして今度はミネソタ州ミネアポリスで、黒人男性が、白人の警察官に些細な容疑で拘束され、膝で首を押さえつけられて殺害されました。 普通に生きているのに、黒人というだけで警察に酷い仕打ちを受けるLiving while Blackの画像が繰り返し報道され、全米で抗議の嵐が巻き起こっています。人種問題の根深さを象徴するこの衝撃的事件は、社会を変える契機になるでしょうか・・まさにアメリカ社会そのものが試されていると言えるでしょう。 (旦 英夫 ニューヨーク州弁護士) 

☆Butterfly Effect

先日、米国の討論番組で、コロナウイルスがもたらすButterfly Effectについてのコメントがあり、Butterfly Effectの語源について調べてみました。

“バタフライ効果とは、ほんの些細な事がさまざまな要因を引き起こして後に非常に大きな事象の引き金に繋がるという考え方のこと。
初期のわずかな差が将来に大きな差を生むとし、どんなに初期の差が小さくてもさまざまな要因によって変化は進み、どのような結果や未来が訪れるかは誰にも判らないことを意味する。つまり、どんな些細なことも、ときに歴史を動かすことがあるかも知れない、というものである。
1972年に気象学者エドワード・ローレンツがアメリカ科学振興協会で行った講演でこの概念を発表した。バタフライ効果の名称の由来は、このときの講演の題名『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』から来ている。ここでの趣旨は、蝶の羽ばたきはトルネードを引き起こす可能性はあるが、そのような事象は計測精度を上げても予測はできない、年間のトルネードの発生数には影響せず、大局の動向をどう捉えるかの方が重要だ、というものであった。
似た事例の日本のことわざに「風が吹けば桶屋が儲かる」がある。
2004年に公開された映画『バタフライ・エフェクト』のヒットも、その考え方の普及につながった。”

“複雑なシステムにおいてひとつの場所での小さな変化が別の場所で大きな影響を持つ現象、例えば、リオデジャネイロでその翼をはばたかせている蝶がシカゴで天気を変えるかもしれない(the phenomenon whereby a small change at one place in a complex system can have large effects elsewhere, e.g., a butterfly flapping its wings in Rio de Janeiro might change the weather in Chicago)”
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/ejje.weblio.jp/content/amp/butterfly+effect%3Fusqp%3Dmq331AQQKAGYAfymnq2GiZO4U7ABIA%253D%253DHi