カテゴリー別アーカイブ: 英語で一日一言

☆がんばります!

先日、友人と話していたら、私の文章には、”がんばります”が多過ぎる、と, 指摘されました…… “ミム(小中高大のあだ名です…)もう、頑張らなくてもいいよ…”と、言って、いっぱい、一緒に泣いてくれました… ちょっと色々あり… みんな、ありがとう! ”がんばります”を連発しないよう、がんばります!(笑)

と、いうわけで、一般的に”I’ll do my best”と訳されている、”がんばります!”の英訳について調べてみまさした。(NY Press)

英訳例
You can count on me.
I won’t let you down.
I’ll get it done.
「頑張ります」は, I’ll do my best. やI’ll try my bestが有名ですが, 状況によっては, 違った表現を利用することをオススメします。

日本語の「頑張ります」は最後まで諦めずやり抜くようなイメージが伴いますが, それを直接置き換えたI’ll do[try] my bestは, 英語圏では, 「頑張ります(しかし結果を出せないこともあるかも)」といった自信のなさや成功の保証の低さを含んでいるように捉えられる可能性があるからです。自信度を高く持たせたい(あるいは, 持たせなければ信頼が損なわれるような)状況では, 異なった表現が有効です。

●(ビジネス等の)結果を求められる場面
① You can count on me.(私に任せてください)
② I won’t let you down.(絶対がっがりさせません。)
③ I’ll get it done.(必ず終わらせます。)
<解説>
let 人 down は「人をがっかりさせる」という意味で日常会話で頻出します。英語の歌詞でも, 「お前のことはがっかりさせないから」といった表現で登場します。

●結果は必ずしも求められないカジュアルな場面
④ I’ll do my best.
⑤ I’ll try my best.
<解説>
doをtryにすると, 自信度が下がる印象があります。個人的には仕事上で④⑤を使わないようにしています。

ついでに, 「頑張って!」も整理しておきましょう。

●「頑張って!」
① Good luck!(幸運を願っているよ!)
② You can do it!(君ならできる!)
③ Keep it up!(その調子で!)
<解説>
日本人には「頑張って!」=Do your best! のイメージが強いですが, 上記で解説したように, 英語では少し違った受け止め方をされるため, 3つの表現をオススメします。①は日本人の多くにとって「頑張って」とは若干遠いイメージがありますが, 個人的にはこの表現が最も「頑張って」に近い, というイメージを持っています。受け持ちの受験生にメッセージを書く時には①と②を利用します。Good luck!のメッセージの受けとった生徒が合格後, 「どうしてGood Luckだったんですか?ちょっと軽くって他人事な感じがしました」と言ってくることがあります。その時に, Do you bestとの違いを力説しています。 ③はもうすでに何かに対して頑張っている人に対して利用します。これから頑張る人には①②を利用します。ただし②は③同様な状況でも利用可能です。

表現のヴァリエーションが増えたり, 本質的な部分が分かると, より記憶に残りやすくなります。また, 用いる表現によって受け手をもっと良い気分にすることもできます。

☆Diversity is a strength, not a weakness

“Diversity is a strength, not a weakness”(多様性は強さであり、弱さではない。)

この言葉は、米国のオバマ前大統領のスピーチなどによく使われていました。米国の強さは、多民族/多文化にあると力説していました。生物の世界でも生物性多様性は、非常に重要です。色々とリサーチしていたら、興味深い記事を見つけました! 今回の英検一級のライティングは、外国人労働者の雇用について意見を求めるものでした。とてもタイムリーな話題です。

https://www.21stcentech.com/david-suzuki-talks-strength-diversity-biological-perspective/

☆Survival of the Fittest(適者生存)

“Survival of the Fittest”
Survival of the fittest(適者生存)
The principle that animals and plants suited to the conditions they live in are more likely to stay alive and produce other animals and plants than those that are not suited.

適者生存
生存競争で環境に最も適したものだけが生き残って子孫を残しうること。スペンサーの造語で、ダーウィンが「種の起源」で自然選択(natural selection/自然淘汰)より的確な語であると。
——
明後日は、英検の筆記テスト…皆さん頑張ってください。 英検のリーディングにたびたび登場する”Survival of the fittest”に関して興味深い学説をみつけました。

要約すると、Survival of the fittest(適者生存)は、自然淘汰と同じような意味で使われますが、本当に生きていくためには、”生存競争”ではなく、”協力する事である”(Survival of the kindest/cooperation/compassion)という考え方です。

“Science is showing that mindful participation in a compassionate human life positively affects our bodies’ molecular dynamics. Our very cells know whether we feel lonesome or connected to others. And a pivotal determinant of our health and happiness is our subjective perceptions of isolation or connection which amazingly translates into actual biochemistry in the body that flips on or suppresses the activity of particular genes! Our cells are listening and our genome responding to how we receive the world.

And how extraordinary it is that even a genome marked by history of adversity, can be healed. Our cells are always awake, fluid, permeable…And it turns out that what’s most transformative is having a real sense of meaningful connection to the rest of humanity. The qualities we practice and cultivate at InsightLA — mindfulness, generosity, caring — have the power to transform gene expressions and change the very cells of our being.

Current research on longevity shows survival of the fittest actually turns out to be survival of the kindest. The best gene therapy may be to live a mindful, heartful life — for everything blossoms in the light of tenderness and understanding. The cells in your body, your relationships, your garden, your children, your business, your work — all the things you care about on this earth, all respond to the same spirit of generous loving awareness.”

☆One Percenters

”One Percenters”について、私なりの意見をまとめてみました。

One Percenters
“米国で2011年に起きた、銀行や大企業の利権に抗議するOccupy Wall Streetの運動参加者が、”We are the 99 perecnt”と訴えたことが発端でこの表現が広がりました。現在、アメリカでは、トップ1%が全資産の約40%を保有するといわれ、下の90%の人たちが所有する資産全部より大きいのです。” (”日本からは見えないアメリカの真実” PHP) と、いうことから、一般的に富裕層と訳されています。 特にアメリカでは、大会社のCEOの給与は、最低10億円を超え、一般従業員との格差が広まっています。 今、話題となっている日産のカルロス・ゴーン元会長も、“One Percenters” を代表する存在だと考えられます。 東京地検特捜部が徹底的に会社法違反(特別背任)に関わる調査を進めるなかで、ゴーン氏の取り扱いについて国内外から批判もありますが、ゴーン氏が潔く非を認め、横領した金額の全額を返済してほしいものです。特に、ゴーン氏の祖国フランスは、正義、平等のための抗議活動が盛んな国。この機会に、富の再配分についての是正が、グローバルに進む事を期待します。

The word, “One Percenters,” was often referred to during the time of the “Occupy
Wall Street” movement   when the protesters (“We are the 99%”)  claimed
that “Only 1% of the people (One Percenters) take 99 percent of the wealth of the country.”   The unfair distribution of the income created a huge gap between the rich and the poor in our ostensibly democratic society.   One Percenters include entrepreneurs, investors, lawyers, doctors, and CEOs who make at least US$ 10 million a year.  Mr Carlos Gohn, ex-president of Nissan, of course belongs to this category and is now alleged to have stolen a significant amount of money from the company claiming that Nissan’s compensation for CEOs is far below the global average.  A Japanese team of prosecutors are being criticized by the foreign media for badly treating Mr Gohn by confining him in prison for a long time to prevent him from destroying evidence once he is released. I hope that Mr. Gohn who came from France, a country known for protests and revolutions, for equality and fraternity, will admit his wrongdoing and return the amount he stole from the company. He once became a hero by turning ailing Nissan around, but became so greedy and arrogant and ignoring the hardship of employees who work hard only to make the ends meet.  I hope this occasion will serve as a springboard for people (“We are the 99%”) to pursue a more equal society.
 

☆心をこめて歌う

先日、ゴスペルのLarry先生が心を込めて歌う事の大切さを、”Sincerity”とい
う言葉を使って強調されていました。
“心をこめて歌う”の英訳について質問があり、調べてみました:
I sing wholeheartedly/with all my heart/my heart out/from the heart
ちなみに、”by heart”でもOKですが、”by heart“には、暗記をするという意味があります。
I know this song by heart ―>”この歌が大好きで何度も聞いたので暗記している”、という感じになります。
例文
A: Don’t you need a script?
B: No, I know it by heart.
生徒さんの素朴な質問、大歓迎です!

さて、心をこめて歌うには、歌の背景を知ることが必要ですね。 前回のレッスンでは、Amazing Graceの歌の意味について、お話が盛り上がりました:

1800年初期頃、奴隷船の船長をしていたこの歌の作者(作詞)が、ある日、自
分のように非情で罪深くダメな人間(wretch)にさえ、たくさんのお恵みを注いでくださっ
たおおいなる神の存在/お恵みに気付き、それまでの行いを深く改心し、何
もかも捨てて牧師に転身し、残りの人生を困っている方々に捧げたそうです。
(Amazing grace
How sweet the sound
That saved a wretch(ひとでなし、不幸なひと、悪党) like me
I once was lost
But now am found
Was blind but now I see…)
Amazing Graceは、自らの過ちを気づかせ、正しい道に導いてくださった神の、
その驚くばかりの深いお恵み(大久保先生が”くすしき”お恵みという言葉を説明し
てくださいました)という意味があるそうです… この意味を噛みしめなが
ら詩を読むと、とても感動します。 私達は、眼に見えないところで神様のお恵みをたくさん受けて生きているのだと痛感します。

と、感謝しながらも、いつもふつふつと考えこんでしまうのですが…
歴史上(そして今も)、願いがかなわず、神の存在を確かめる事ができないまま、失意の中(災害、戦争、貧困、差別、病気….)で苦しい毎日、不条理な毎日を強いられている人、失意の中でこの世を去っていかなければならなかった罪なき人々/子ども達があまりにもたくさんいる事を思う時、神のおおいなるお恵みをたたえる事に憤りを感じてしまう事があります。 願わくは、神のお恵みが遍く(あまねく)全てに行きわたりますように…..と、やっぱり、時に”沈黙”の神に対して、手を合わせて感謝するどころかお願いばかりしてしまう、まだまだ、ダメな私なのでした…  神の恵みに深く感謝しながらも、その恵みがあまねく届きますよう、心をこめて、この歌を歌いたいと思います!

☆初詣 “ごりやく”

初詣
昨日、生徒さんと、初詣について、英語でどう説明するのか話していた時….. ふと、”ごりやく”と”利益”の違いを調べてみよう!と、いう事になりました。

“ご利益とは

神さまから人間に与えるお恵みのこと。ご利益とは良い行いをしたり、人のためになることをして仏様から与えられる恵みのこと。ちなみに「りえき」と読めば、自分のための得であり、ご利益とはまた少し違う意味になる。” と、の事でした。

その生徒さんは、初詣には、何かお恵みをお願いしに行くのではなく、何か辛い事があった時こそ、何が本当に大切なのかを気づかせてくださった神様に感謝をしに行く…..と、サラっとお話くださいました。 とても胸に響きました。

“ご利益”を辞書で調べてみましたが、あまり、シックリきませんでした。やはり、”良い行いをして与えられる神のお恵みである”ことを説明しようと、いう事になりました。

ご利益があった.
My prayers were answered [heard]. – 研究社 新和英中辞典
ご利益があった
My prayer is heard. – 斎藤和英大辞典
ご利益になるように掛合います
I will negotiate for your advantage. – 斎藤和英大辞典
この神様はご利益がある
The deity is responsive to prayers. – 斎藤和英大辞典
この取引はご利益になります
The transaction will turn out to your advantage. – 斎藤和英大辞典
神のご利益があるとされる水
in Shinto, water to which beneficial properties are attributed – EDR日英対訳辞書
この取引はきっとご利益になります
The transaction will turn out to your advantage. – 斎藤和英大辞典
初詣、ご利益があるのはどこの神社?
New Year shrine visit; which shrines are potent? – Tanaka Corpus

☆冬来たりならば春遠からじ

寒くなりました〜

冬来たりならば春とおからじ

“If Winter comes, can Spring be far behind?” (by Shelly)

Shellyの詩の名訳について、ちょっと気になり、ググってみました。ちなみに、直訳なら、”冬が来るなら、春が遥かにという事がありえようか?”と、疑問文となるところです。

現実には、歴史上、どれだけ多くの人が春の訪れを見る事なくこの世を去ったのだろうか…と、やるせない気持ちになる事もありますが、やはり、自然界のように、必ず春が来る事を信じて、希望を持って生きていきたいと思います。
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☆Infringement of trademark

面白い恋人(よしもと倶楽部販売)@新神戸駅
北海道銘菓の”白い恋人”を販売する石屋製菓から、商標権侵害で訴えられ、和解した経緯があるそうです。関西の空港/駅のお土産やさんのみで販売されているそうです。面白い恋人…お土産に買ってしまいました(>_<) 例文: Ishiya Confectionery Co.Ltd filed a trademark infringement lawsuit against Yoshimoto Club. 参考: 著作権の侵害 Infringement of copyright 5C74C634-CD54-4C3D-A522-0246FEC4DDFA