カードの整理をしていたら、フランスのtelephone card を発見! そう思えば…
今から10数年前、New Yorkに滞在していた時、イタリアのボローニャで開催される国際会議での日英の通訳の仕事が入り、フランス経由で、NYのJFK空港から飛び立ちました。機内アナウンスで、パリのシャルル•ドゴール空港がストのため閉鎖となり、パリからのconnecting flightが飛ばないと聞き、ドキドキ … パリに到着後、空港のInformation Deskでボローニャまでの行き方を尋ねたら、陸路、電車で行く方法を教えて下さいました。とりあえず, フランスの高速鉄道TGVの駅まで、文献などたくさん入った荷物を抱えて向かいました。駅に到着すると、電車が出発するまで時間があったので、日本のクライエントにボローニャのホテルに夜遅くに到着する旨を伝えたく公衆電話を探しました。駅の売店では、なぜか英語が通じなく、片言のフランス語で国際電話の仕方を訪ねると、なぜ”かtobocco(タバコ)!、tobocco!”を連発し、あそこのタバコ屋さんに行きなさい、と、言われました。言われるまま、タバコ屋さんに行って、国際電話をしたいと言うと、”このテレフォンカードで大丈夫!”と、説明されました。早速、このカードを買うと、電話機がある所まで案内してくれました。何とか、電話が繋がり日本側の担当者と連絡がとれ、TGVの駅に戻ったら、駅の売店のおばさんが、”日本に電話できたの〜?”と、聞いてきました。そして、”Bon Voyage”とニコっと笑って、”ボローニャに行くには、ミラノで乗り換えするのよ〜”と,言って、手を降ってくれました。フランス人は、あまり、フレンドリーではないと聞いていたので、ビックリ! この時に初めて、フランスが好きになりました。TGVは、最高の乗り心地だったのですが、イタリアとの国境で、ちょっとボロい電車に乗り換えされ….が、ミラノまで、陽気なイタリア人カップルに片言の英語で、”なんで、ボローニャまで行くの〜?”など、など、話が弾み、美しい湖の景観(アルプス越え近くのルマン湖だと思う…)を楽しみながら、最高の旅をする事ができました。このカードを見ながら、走馬灯のように色々な事が思いだされました。ストがあったおかげで、心に残る旅ができたような… 人生、万事塞翁が馬です(^^) そう思えば、日本にもテレフォンカードがありましたね。今は、Lineなどのおかげで、本当に楽になりました!