NY滞在中、家族ぐるみで、とてもお世話になった友人(旦 英夫氏。ニューヨーク州弁護士)が、毎月、朝日ウイークリーなどに連載中の”米語Watch”の原稿を送ってくださいます。毎回、ニューヨークからタイムリーな話題が届くのを楽しみにしています。 今回のボキャブラリーは、”Ghost Kitchen”. Uber Eatsが浸透すると、誰でも、Ghost Kitchenを開業できるような… 高齢化社会に、ニュービジネスとして定着するかもしれませんね。
“民主党のペロシ下院議長が。トランプ大統領に対する弾劾手続き調査を正式に開始すると発表しました。これがどう展開するのか、目が離せません。
米語Watchをお送りいたします。 メッセージをお寄せください。お待ちしています。
米語Watch(週刊NY生活紙、朝日ウィークリー紙に連載中)
Ghost Kitchen オンライン食事配達サービスに
全て任せる料理屋
アメリカでは、GrubhubやUber Eatsというオンライン食事配達サービス ( Food Delivery Service)が若い世代を中心に、盛況を呈しています。料理人が作った食事を消費者がスマホで注文し、自宅や職場などに配達してもらう仕組みです。レストランで食べるより気楽だし、また時間が節約できると言います。
多くのレストランが店を開きながら、この配達サービスを付加的に活用しています。そんな中、お店を持たず、宣伝、注文受付、配達、代金回収といった調理以外を全て配達サービスに任せる、Ghost Kitchenと呼ばれるものが出現しています。接客スタッフなどのレストランとしての固定費も掛からず、Ghost Kitchenでは料理を作ることだけに専念できるのです。
確かに、配達サービスには質に問題があるとか、手数料(30パーセントにも達することがある)が高すぎるとか、料理を作る側そして客の方から懸念が出ています。それでも、Ghost
Kitchenは今後ますます増えると予想されています。この形態が、料理人には自分の料理をビジネス展開できる機会を、消費者にはより多彩な食事のオプションを、提供すると期待されているからでしょう。(旦 英夫 ニューヨーク州弁護士)”