“Community Spread” (“米語 Watch“から引用)
NYで、とてもお世話になった友人(NY州弁護士)から、毎月タイムリーな話題 & 英語の表現/ボキャブラリー(朝日ウィークリー紙に連載中)が届きます。毎月、楽しみにしています!
“マンハッタンのレストランが閉鎖され、楽しみにしていた食事会が全てキャンセルになりました。郊外のスポーツ・ジム、室内テニスコートなども閉鎖です。 溜め込んでいた本を読む時間ができたと前向きに考えようと思いますが、友人たちとの接触が少なくなるのは寂しいことです。皆さま、いかがお過ごしでしょうか? 米語Watchをお送りします。 いつもメッセージやコメントを楽しみにしています。(週刊NY生活紙、朝日ウィークリー紙に連載中)-
“Community Spread 市中感染” コロナウイルスの感染はとどまるところを知らず、アメリカでも緊急事態宣言が出されました。報道において、多用されるキーワードの一つがCommunity Spread、交通機関や商業施設など日常の生活の中でウイルスが広がる市中感染です。 初期においては、当局は感染経路を特定することで、ウイルスを抑え込むことに集中しましたが、今や各方面でのCommunity Spreadは否定しようもなく、対策は重大な局面に入りました。 Community Spreadを少しでも抑制する方策をSocial Distancing (人と人との接近抑制)と呼びます。この考えのもと、多くのイベントが中止され、店舗やレストランが閉まり、個人の間でも会合・訪問が抑制されています。 仕事でも、出社しないで家から働くことが勧められています。日本でも使われるTeleworkのことですが、ソーシャル・メディアではWork From Homeを略した、WFHという言葉をよく見ます。 Social Distancingの最たるものは、Shelter in Place Order(外出禁止命令)です。 原則として家に留まることを市民に命じるもので、カリフォルニア州北部で発令されました。 ニューヨークで発令するかどうか、まさに今議論されているようです。 これからも、コロナウイルスの感染拡大につれて新しい言葉が生まれていくことでしょう。 早く収束することを願うしかありません。” (旦 英夫 ニューヨーク州弁護士)