1998年から2003年までニューヨークに滞在中、コロンビア大学で、TESOL(英語教授法)の資格を取得しました。 約10週間の夏期集中講座で、毎朝8時半から5時まで、スケジュールがみっちり。 あまりにハードで、途中でドロップアウトしてしまう人も何人かいるほどでした。 内容は、英語の様々なTeaching Method, 教材開発、文法・発音の教授法などを、それぞれの分野で活躍する有名な講師に教えていただく事ができました。また、コロンビア大学のAmerican Language Program(ALP)や、移民局が提供する英語のクラスで、実際に、中国、韓国、日本、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、中近東からの語学留学生に英語を教える実習もありました。入学資格は、TOEFL(PBTで600点以上、CBTで270点以上)、英語教育に関する論文審査、大学の成績などでした。生徒のほとんどは、アメリカ人で、日本人の生徒は私だけでした。他に外国人は、ギリシャ人とメキシコ人が数人いて、英語を母語としない者同士、とても親しくなりました。ニューヨークでは、ライ(Rye)という町に住んでいたのですが、毎日、NYC(マンハッタン)まで、車で約40分の道のりを通いました。 毎日の課題(論文やプレゼンテーション)に追われ、あっと言う間の10週間でした。コロンビア大学の周りには、素敵なレストラン、お店、ライブハウスなどがたくさんありましたが、ほとんど行けずじまいでした。教材開発のクラスが一番大変でしたが(とても楽しかったのですが)、卒業プロジェクトで”A”をとることができ、また、私の開発した教材が実際にALPで使われることになり、とても嬉しく思いました。このプログラムを終了して、約3週間後に、9・11テロ事件があり、NYCに住む友人達、お世話になった講師陣の事をとても心配しましたが、その後、皆と再会できた時は、本当に、感激しました。