夏目漱石の”我が輩は猫である”は、”I Am a Cat”という英文タイトルに翻訳されています。 なんだか、物足りないような気がします。 が、”私”、”僕”、”おれ”、”我が輩”、etc., を英訳する場合、すべて、”I”になります。社長も、子供も、自分の事を”I”と表現します。 ところが、たとえば、”I Love You”を和訳する場合、日本語では、”あなたのことを愛しています”、”君の事が好きなんだ”、 ”おら、おめえが好きだ” “好きやねん”などなど、それぞれの状況、背景、方言によって、様々な訳だしが考えられます。文学作品の翻訳は、つくづく、難しいな〜と思います。