☆Airborne Transmission

NY通信7月号が届きました。

BEIGO Watch [184] : Airborne Transmission 米語 Watch [184] : Airborne Transmission 各位、  ニューヨークは暑い日が続きます。 近くのビーチには人が溢れています。多くがマスクをつけ、人との距離を取っていますが、少し心配です。  日本の大雨被害のニュースには心が痛みます。 地球温暖化のせいなのでしょうか・・・どうぞ皆さま、お気をつけて。    米語Watchをお送りします。 お会いすることが難しい中、楽しいメッセージやコメントをお待ちしています。
-米語Watch(週刊NY生活紙、朝日ウィークリー紙に連載中)- Airborne Transmission 空気感染  ニューヨークでは、店舗やレストランが再開しました。 経済再開につれ、新型コロナウイルスがAirborne Transmission(空気感染)する可能性が指摘されはじめました。空気感染とは、呼気から排出される、微小飛沫エアロゾル(Aerosol)が空中に漂い、それにより感染が広がることです。 (病原体が他人の体に感染し発症することは英語でInfectionですが、病原体の伝染そのものについてはTransmissionがよく使われます。)  これまで、くしゃみや咳によるDroplet Transmission(大きな飛沫での感染)を警戒し、飛沫は6フィート(2メートル弱)以上飛ばないことを前提に、ソーシャル・ディスタンシングが推奨されてきました。レストランはテーブルの数を減らし、物理的距離を保つなど感染防止に大変な気を遣っています。しかし、空中を浮遊するエアロゾルからも、病原体が広がるとなると、それでは不十分で、空気そのものの清浄化が必要となります。 このAirborne Transmissionに対処するため、ニューヨークやニュージャージー州はショッピング・モールなどの大規模な施設に対して、強力な空気濾過装置を導入するよう促しています。 社会は刻々と変化する情報に応じて、新型コロナと対峙しなければなりません。 (旦 英夫 ニューヨーク州弁護士)