☆NY通信

NY通信、最新号が届きました!

先日降った雪が、裏庭を真っ白に埋め尽くしています。毎日、寒い日が続くニューヨーク。 春が待ち遠しいです。  幸運なことに、コロナのワクチン1回目を受けることができました。 腕の軽い痛み以外の副反応はありません。     米語Watchをお送りします。 

-米語Watch(週刊NY生活紙、朝日ウィークリー紙に連載中)- Doomscrolling ネットで暗いニュースをずっと追うこと 昨年来、アメリカ人との会話にDoomscrollingという言葉をよく聞きます。 Doomは暗い運命・状況、Scrollは画面をクルクル移動させること、つまり ネットで悪いニュースをずっと追いかけ続ける行動を意味します。 ソーシャル・ディスタンシングで友人とは会えず、飲食店も閉まっていて、仕方なくステイホームでスマホばかり見ている。 そこに飛び込んでくるのはコロナ拡大と社会の分断に関するDoomのニュースばかり・・・やめればいいのに、つい何が起きているのか、画面をScrollしてしまう。 それが今のアメリカ人の多くです。  これが高じて、うつ病(Depression)や睡眠障害を発症する人もいるそうです。 精神に異常を来たさないためには、画面を見る時間(Screen Time)を自分で意識して大幅に減らすべきと専門家はいいます。 自分でやれないなら、そのためのDigital Detox(デジタル解毒)のプログラムがあります。そこではスマホを預け、楽しく創造的な時間を演出してもらうこともできます。  バイデン新大統領は就任演説でこう述べました。「夕べは涙のうちに過ごしても、朝には喜びの歌がある」 明けない夜はありません。 気持ちを切り替えて、Doomscrollingはやめましょう。 そして、楽しいことを考えましょう・・・自戒を込めて。 (旦 英夫 ニューヨーク州弁護士)