☆NY通信

NY通信、最新号が届きました!

米語 Watch [198] : Blursday  
-米語Watch(週刊NY生活紙、朝日Weekly紙に連載中)- 

Blursday 何曜日?  アメリカ人との電話の途中で、今日何曜だったっけと聞いたら、少し間をおいてBlursdayと返ってきました。Blurは、ぼんやりさせるという意味で、Blursdayは曜日の感覚があやふやになった日という流行語。(Thursdayと韻を踏んでいますね。) 今、多くの人がWFH(Work from Homeー自宅勤務)で、週日と週末の境がはっきりせず、曜日の感覚そのものも怪しくなっていることの現れです。 元々Blursdayは、二日酔いで頭がクラクラしている日を意味したようですが、今では意味がすっかり変わってしまいました。  Blursdayに陥るのは精神的に悪いと、対処法がいろいろ提案されています。まず、WFHの1日の時間割を作ること、そして1週間の新しいルーチンを決めること。 月曜は友達にご機嫌伺いの電話、火曜は近所でイタリアンのテークアウト、水曜はリモートのヨガ・・・週末が一番大事で、土曜は遠くの海までドライブ、日曜は特選オムレツでブランチ・・・等々。  もっとも、Blursdayを罪悪感を持たずにエンジョイしなさいという専門家の意見もあります。特に、いつも超多忙な日々を送って来た人には、たまには時間の流れにボーッと身を任せるのもいいと。 なるほど! (旦 英夫 ニューヨーク州弁護士)