☆NY通信 Romance Scam

NY通信、最新号が届きました!
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各位 来週は早くもThanksgiving Day(感謝祭)を迎えます。 家族、友人たちが集まるアメリカで一番大事な祝日です。 パンデミックが下火になり、今年は、注意をしながらも、みんなで美味しいものを食べることを、人々が楽しみにしています。  

米語Watch(朝日Weeklyおよび週刊NY生活紙に連載中)- Romance Scam ロマンス詐欺   米国では、ここ数年、Romance Scam (ネットで知り合い、恋人であるかのような気持ちにさせ、お金をだましとる詐欺)が急増しています。Scammer (詐欺師)の典型的な手口は、オンラインのデート・サイトで、寂しそうな老人にアプローチした後、メールや電話で個人的に親しくなり、最後に同情を誘ったり甘い言葉を投げて、お金を送って欲しいというのです。 「まず会ってから」というリクエストには、「会いたいけれど、パンデミックで・・・」と上手に逃げるのが昨今の常套手段。  FTC(連邦取引委員会)によると、昨年Romance Scamで3億ドルを超える被害が発生しました。 被害者の多くは警察に連絡しないので、実際の被害額はずっと大きいに違いありません。 ネットで知り合った恋人に騙されたとは、さすがに家族にも打ち明けられないでしょう。  老人を狙うScamには、日本と同様の「オレオレ詐欺」(Grandparent Scam)、移民局や警察などの公的機関の職員をかたる「なりすまし詐欺」(Imposter Scam)などがありますが、このRomance Scamは他のどの種類の詐欺よりも悪質です。 お金を失うだけではなく、被害者は「恋人」に裏切られたショックで、精神的にうちのめされたり、挙句に自殺をする人が後を絶たないと報道されています。 (日本ではどうでしょうか?)  気をつけましょうね! (旦 英夫 ニューヨーク州弁護士)